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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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3石プリメインアンプの組み立て4~完成

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ようやく、パワー部の単独使用に漕ぎ着け、メインアンプとして使えました。その後は内部結線のプリアウトとパワーインを接続してプリメインアンプとして試聴 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

入力3のケーブルをメイン基板のプリアウトに繋げばプリアンプになりますが、パワーインに繋げばパワーアンプになる。ということで、日立のHCA-8000をプリアンプにして、CDを聴いてみました。


パワーインの結線(中央の紫)


取っ散らかして汚い orz


プリアンプより小さいパワーアンプは市販品にない (^^ゞ

パワー部は終段MOSだけの0dBアンプですが、NFBがかかってないので歪(ひずみ)が大きく、周波数特性も高域が落ちると言われてます。しかし、アンプにおける歪とは、音楽信号の波形が上下で揃っていないことを指します。

理想的な波形は、綺麗なサインウェーブですが、楽器ではフルートやトライアングルなどが綺麗な波形と言われています。大半の楽器は波形に癖があるのです。また、スピーカーユニットも、コーンが前に出てくるときと後ろに下がるときでは波形が違います。ダンパーやエッジやコーン形状が前後非対称に作られているからです (~o~)

波形が上下、あるいは前後で揃ってないと、元の波形に何かを加えた、あるいは何かを差し引いた波形となります。この成分を高調波と呼び、真空管では2次高調波が、トランジスタアンプでは3次高調波が主体となります。ただし、2次高調波は倍音成分なので、楽器の倍音と同じく、余り気にならない。MOS-FETも真空管と同じように2次高調波が主体なので、余韻が増えたように聴こえます。NFBをかけると歪が消える=余韻が減るの痛し痒し (^_^;)

パワーアンプとしての評価ですが、ほんの少し透明感に欠ける。これは薄い小型ヒートシンクの鳴きだと思います。以前に作った大出力MOS+大型ヒートシンクでは鳴きがなくて透明感も高かった。

パワーアンプだけの音がわかったので、いよいよプリアウトとパワーインを繋いでプリメインアンプとして聴いてみます (^o^)


Lチャンネル基板のプリアウトとパワーインの結線
大きな抵抗が邪魔 |Д´)ノ 》 ジャ、マタ


Rチャンネル基板のプリアウトとパワーインの結線

問題は不必要になった入力3からのホットケーブル処理で、ケーブル中継コネクタで挟んでトラブル防止としました。ケーブルが細くて少し緩いので、中継コネクタに挿す時は熱収縮チューブをかぶせました (_ _;)




こんな構造になっている


処理完了


プリメインとして完成

プリメインアンプとしての音ですが、意外に高域が伸びている。セイシェルの波や鳥(コウモリ含む)の声もリアル。ベトナムの音楽もスーパーマリンバもそれらしく聞こえる。ただし、CDは安物のDVD再生機を使ったのですが、この前もテストCDが変だったやつ。スピーカーもVISATON(ヴィサトン)の6.5センチフルレンジと安物だし、メインスピーカーとソニーの高級機CDP-X5000につなぎ直して、改めて試聴を重ねたいと思います (;・∀・)

2022.02.22 追加( =^ω^)にゃんにゃんお!

パワー部のバイアスは最終的に15mAとしました。ソース抵抗0.22Ωの両端電圧は0.0033Vです。

電源オンオフのときにLチャンネルからショックノイズが出るので調べてみたら、Lチャンス出力の直流漏れが0.95Vもありました。2個のトリマーで±2mVまで追い込みました (;´Д`)

電源を切ってもLEDが消えないトラブルですが、電源スイッチと並列に入っているサージキラー(スパークキラー 岡谷 S1201)が漏れ電流を起こしているようです。スイッチ切っても88Vも出てた (=o=;)

岡谷 S1201は120Ω抵抗と0.1μFコンデンサーを直列にしたもので、交流回路では負荷と並列(負荷の両端)に使うのが推奨されています→こちら

窪田式アンプでは問題がなかったものの、電源電圧は交流なので、電源トランス一次側の両端、すなわちメガネ端子のピンの間に取り付ければ良いはずです。しかし、市販のアンプは押しなべてスイッチと並列に0.01μFコンデンサーが入っています。耐圧250V以上のフィルムコンデンサーをサージキラーの代わりに使えば良い理屈。どちらにしようかなっと ┐('д')┌


YAMAHA A-1000 日本仕様の場合 電源トランス一次側の両端


オーストラリア仕様の場合 上図に加えスイッチと並列も追加されている


Sony-TA-FA5ESの場合 スイッチと並列

23:00 追加

耐圧630Vの0.01μFコンデンサーの手持ちは2種類しかなく、ERO MKP1845 0.01μF/630Vと、アムトランスのAmco103 0.01μF/630Vの二択。MKP1845はVISHAY(ビィシェイ)製で絶版みたいです。流通しているAmco103 0.01μF を使うことにしました。無事に電源が切れるようになりましたが、今度はハムが出るのとRチャンネルから音が出ない。セレクターの再ハンダと電源基板のアースをいじったのが悪かったか。ということで、まだまだ続きます (´;ω;`)

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