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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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浅田真央のメリー・ポピンズ

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 英国の五輪が始まりました。それにちなむのでしょうか。恒例のザ・アイスで披露された真央ちゃんの新エキシは、イギリスのコクニー(下町)を舞台にしたミュージカル『メリー・ポピンズ』のメドレー。競馬では、1987年の第7回ジャパンカップに、アイルランド調教馬のコックニーラスが出走したことがありました(8着)。

 映画のメリー・ポピンズは大好きなので、古代史でもHを発音しない訛りとして取り上げています。白系ユダヤのハザール(Khazar)は、最初のKを発音しないのですが、そのまま読むか、あるいはHを発音しなければカザルスになります。偉大なチェリストのパブロ・カザルス(Pablo Casals)は、このハザールの転化ではないかと考えられるのです。

 Casaはイタリア語で「家」。フランス語で「場所」ですが、肝心のスペイン語で「ホーム」。総じて、ファミリーや出自を表すものならば、やはりハザールが語源という線が濃厚になります。ちなみに、ラテン語でCasalsは「コテージ」ですが、スペイン語では人名のみです。

 メリー・ポピンズの中では、煙突掃除人のバート(ディック・ヴァン・ダイク)がヘルプをエルプと発音しています。これがコクニーのスラングなのか、それともヴァン・ダイクの故郷のオランダ訛りなのかは分かりませんが。煙突掃除人のバートは、Pavement artist(大道画家)でもあるのですが、A screever's an artist of 'ighest degree と歌っているように、ハイエストな芸術家気取りです。ここでもHighestの Hが省略されています。

 絵描きはartistですが、絵を描く行為はdrawingです。Drawerにすると引き出しになってしまいます。大道画家は坂田靖子さんのコミック『バジル氏の優雅な生活』にも出てくるのですが、これは以前にヨハネの黙示録と荒川静香の関係で書いたことがあります→こちら。チム・チム・チェリーを子供の頃に聴いたときは、自分がアーチストになるとは思ってもいませんでした。But me cap would be glad of a copper or two は傑作ですね。銅貨一枚でも二枚でも、自分ではなく帽子が喜ぶとプライドを見せています。

 メリー・ポピンズは名曲揃いですが、その中でもFeed the Birds,A Spoonful of Sugar,Let's Go Fly A Kite, Chim Chim Cher-ee, Supercalifragilisticexpialidocious, の5曲は傑作。中でも、親子で凧をあげるLet's Go Fly A Kiteは希望に満ちた良い曲です。

Let's go fly a kite.Up to the highest height.Let's go fly a kite And send it soaring.Up through the atmosphere.Up where the air is clear.Oh, let's go fly a kite!

 英国といえば、イスラエルの宗主国である日本から見れば、南ユダ系のユダ族の分家扱い。バラの隠れシンボルはマリアのシンボル。僕がバラを描いているのにシンクロしています。天高く昇るカイトのように、真央ちゃんの今シーズンは軽々としたジャンプを期待したいですね。

     エフライム工房 平御幸

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