終段MOS-FETの取り付けと最終調整について。
日立のMOS-FETはフランジがドレインを兼ねているので、ケースに直接取り付けると電源電圧がケースに流れて危険
だからシリコングリスを塗ったマイカを挟んで取り付ける
ネジも金属はダメでプラスチックが安全
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MOSとターミナルは画像のようにケーブルで接続する
ケーブルの銅線はハンダで固めておかないと切れる
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MOSの取り付け
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LEDの取り付け
調整の最初は2段目の電流値を決めること
2SK246のIDSSが3.79mAだとすると、2段目の3.6kΩ×0.00379=13.65V
3.6kΩの両端に、DC電圧測定ポジションに設定したテスターを繋ぎ、1kの半固定(図の薄いブルー)を回して調整する
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1kの半固定は下端に写ってない orz
次のに写っている
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MOS-FETに流すバイアス電流の調整
20mVの予定が目一杯回しても18.6mV
これでもヒートシンクを兼ねたケース底が温かくなる
上の図のバイアス調整は基板中央の1K半固定(上の方の画像で黄色丸型)で行う
0.22Ωの抵抗の両端電圧を測れば良い
中央の調整ピンと、抵抗の足を折り曲げて表に出したピンを使う
プラス側でもマイナス側でも同じなので片方の測定で良い
今回は1K半固定が最大(左に目一杯)でも予定より小さかったので、電流過大で熱くなりすぎることはない
MOSに流れるバイアス電流は 18.6mV÷0.22Ω=84.5mA と計算される
最後の調整は、出力に直流が出ないように、初段の100Ω半固定を回して調整する
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たまたまゼロの時に撮影出来た
テスターは出力とアースの間につなぐ
テスターのポジションはいずれもDC電圧
MOSは温度が上がると電流が少なくなるので熱暴走しない
通電後10分から15分頃に直流漏れがゼロになるように調整する
メーカー製でも50mV以内なら良いとされるが、出来れば一桁まで追い込む
高い点のトリマーだと調整が楽
完成
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リアパネル
スピーカーケーブルが尻尾のように立たないように、穴の位置を横にした
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星座イルミネーションの点滅する光が小さい時
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星座イルミネーションの点滅する光が大きい時
音ですが、オールFETらしい高域が繊細に伸びてシルクの肌触り。電源が弱くてパワーはありませんが、深夜に音楽を聴くには調度良いと思います。ガンガン鳴らすだけなら、秋月の400円の基板キットでいいですが、本格的なパーツを使ったオールFETアンプの繊細さは格別です。
日立のMOS-FETはフランジがドレインを兼ねているので、ケースに直接取り付けると電源電圧がケースに流れて危険
だからシリコングリスを塗ったマイカを挟んで取り付ける
ネジも金属はダメでプラスチックが安全


MOSとターミナルは画像のようにケーブルで接続する
ケーブルの銅線はハンダで固めておかないと切れる

MOSの取り付け

LEDの取り付け
調整の最初は2段目の電流値を決めること
2SK246のIDSSが3.79mAだとすると、2段目の3.6kΩ×0.00379=13.65V
3.6kΩの両端に、DC電圧測定ポジションに設定したテスターを繋ぎ、1kの半固定(図の薄いブルー)を回して調整する

1kの半固定は下端に写ってない orz
次のに写っている

MOS-FETに流すバイアス電流の調整
20mVの予定が目一杯回しても18.6mV
これでもヒートシンクを兼ねたケース底が温かくなる
上の図のバイアス調整は基板中央の1K半固定(上の方の画像で黄色丸型)で行う
0.22Ωの抵抗の両端電圧を測れば良い
中央の調整ピンと、抵抗の足を折り曲げて表に出したピンを使う
プラス側でもマイナス側でも同じなので片方の測定で良い
今回は1K半固定が最大(左に目一杯)でも予定より小さかったので、電流過大で熱くなりすぎることはない
MOSに流れるバイアス電流は 18.6mV÷0.22Ω=84.5mA と計算される
最後の調整は、出力に直流が出ないように、初段の100Ω半固定を回して調整する

たまたまゼロの時に撮影出来た
テスターは出力とアースの間につなぐ
テスターのポジションはいずれもDC電圧
MOSは温度が上がると電流が少なくなるので熱暴走しない
通電後10分から15分頃に直流漏れがゼロになるように調整する
メーカー製でも50mV以内なら良いとされるが、出来れば一桁まで追い込む
高い点のトリマーだと調整が楽
完成

リアパネル
スピーカーケーブルが尻尾のように立たないように、穴の位置を横にした

星座イルミネーションの点滅する光が小さい時

星座イルミネーションの点滅する光が大きい時
音ですが、オールFETらしい高域が繊細に伸びてシルクの肌触り。電源が弱くてパワーはありませんが、深夜に音楽を聴くには調度良いと思います。ガンガン鳴らすだけなら、秋月の400円の基板キットでいいですが、本格的なパーツを使ったオールFETアンプの繊細さは格別です。