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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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栗原選手のブロック炸裂とトヨタ車体に惜敗

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今日の日立リヴァーレは、第1セットも第2セットもいいところがなく、ストレート負けの雰囲気でした。でも僕には、フルセットに持ち込める確信があったのです。

と言うのも、朝の小田急特急を一つ前の時間に変更。渡されたチケットは5号車で、新幹線こだま号も5号車。途中に見えた富士山も五合目から雲。これだけ5が揃えば、佐藤あり紗さんの背番号だけでなく、試合も5セットのフルセットになると予測できます。

実際、1,2セットの間に、隣の太った剥げた男が大きなカメラを持って肘を張るので、都合5度も左腕を押されました。僕は視界を遮られるのと、男に触られるのが大嫌いなのです。しかも、大きなカメラバッグを足の間に置くので、男の右膝が僕の席まで侵入します。あまりに酷いので注意しました。

怒ると良くないことは分かっているのですが、日立が大差で負けいると注意もしたくなります。そして、第3セットに入ると、右横の4人が帰って席が空きました。ここですぐに移動せずに、日立が1点負けているところで席を一つ移動。首に蛇神(イエス)を意味するスカーフを巻いたところから日立の反撃開始。3,4セットを連取して、予想通りのフルセットに持ち込みました。

この試合の見所は、一昨日に書いた栗原選手のブロック復活にありました。パイオニア製のブロックコンデンサーを交換した日立のアンプ。何と、栗原選手はブロック数が4で、久光の新鍋選手と並んで最も多かったのです。してやったりですが、今日の栗原選手はフル出場で23得点と、これもチーム最多です。相当に格好良かったです。

日立は最後にサーブミスを連発して自滅しましたが、怪我をしながら頑張った、トヨタ車体の藤田セッターの声の大きさに負けたように見えました。まだ気迫が足りない。相手を睨み倒すくらいの気迫が欲しいですが、心優しい選手が多いのだから仕方ありません。気迫に勝る強さは別の形でも可能なので、チームでそれを育めば良いでしょう。負けたけど、いずれにしても素晴らしい試合でした。

トヨタ車体の勝因は、最後に5番の平松選手にピンチサーバーを出さなかったこと。それまでは19番の志智選手をピンチサーバーに出して失点していたのですが、交代枠を使い切ったのか、最後は平松選手で押し通したのが大きかった。サーブに出てきた時点で負けたと思いました。僕の席がトヨタ車体側だったことも合わせ、これも運の一つですね。

試合そのものは後半にスーパープレーのラリーが続出で、改めて何度も見返したいスーパーマッチだったと思います。マッチポイントを握りながら、見え見えの川村小捺でドシャも痛かったですが、したたかなトヨタ車体相手に経験の差が出たように見えました。

実は、全く寝ていなかったこともあり、インフルエンザの初期症状で明日はムリポと決め込んでいました。でも、熱戦が吹き飛ばしてくれたのか、余り悪くなっていません。素晴らしい試合を演出した両チームには、感謝の言葉と尊敬の言葉を送りたいですね。

最後に、5セット目の15対15の場面で、まさか20点で決まると思わずにペットボトルの最後の一口を飲み干してしまい、ボトルを手から滑らせて落としかけました。かろうじて受け止めましたが、やはり命の水は飲み干さずに取っておくべきでした。会場が暑すぎです。

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