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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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10円が呼び込んだ5秒の奇跡

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この世には偶然などない。幸いも不幸も、自ら望み選んだものだけではなく、神の意志でもたらされる奇跡もある。そのような当たり前の事を再認識させられた日曜日でした。

岡山に負けた日立リヴァーレの選手は、土曜日に比べて笑顔が少なく、やはり勝てる試合を落とした残念な気持ちが顔に出ていました。それは見ている方も同じで、朝からの雨も鬱に拍車をかけ、今日はどうしても勝てない予感に囚われました。

まず、会場に着いたら開門前で、雨の中にも傘の列ができています。僕は折りたたみ傘を出して差していたのですが、何と後ろの眼鏡の女性が傘を差していません。無視することはできない質なので、どうぞと傘を差し出しました。おそらく、この女性は岡山のファンです (-_-;)

後ろの列にはジャクソン選手の家族も並び、やはり傘は差していません。列は何度も折り畳まれているので、すれ違うこと数度。無事に中に入り、1階の指定席から2階の自由席に移動しようとエレベーターに乗ったら、キッズの団体で来ていた列から男子が1人だけ抜け駆けしてエレベーターに乗り込んできました。

この男子は臆すことなく話しかけてきて、岡山の選手が指導するクラブに入っているとか自慢します。これで岡山が勝つ2つめのフラグが…。岡山に第1セット取られて、どうせ乗るなら可愛い女の子にしろよ糞ガキがという心境になるのも仕方茄子 (_ _;)

試合が始まる前には、以上のことがあったので岡山が勝つかもと話していました。冷たい雨の降る間の試合は、本当に岡山に流れが来ることばかり。試合が終わったら雨も上がり。笑顔のない佐藤あり紗さんが笑顔のない渡邉選手と窓から顔を出しましたが、曇り空と同じでした。出待ちが終わったらジャパンカップでリアルスティールが5着に敗退。このままでは憂鬱なまま帰らなくてはなりません (;´Д`)

NECとJTの試合を見ないで帰ることにし、岡山の読者とバスで帰ることにしたら空車のタクシーが来ました。でも一足先に別の待っていた人に取られました。諦めてバスを待っていたら、間もなく岡山駅に向かうバスが来ました。それで乗ろうとした瞬間、また空車のタクシーが見えたので急いで止め、バスを置いてけぼりにして一路駅まで。公務だからと言い訳しましたが、駅に着いたら同行読者が日立の選手が前を歩いているのを発見。後ろも見たら、またジャクソン選手が見えました。



それから改札のところで東原選手や、マスクした佐藤美弥さんを発見。僕はコインランドリーを大津で探す予定で大津までの切符は先に買っておいたので、下の階のロッカーからキャリーと洗濯物を出して改札へ。ここでまた不思議な出来事が (^^)

改札の機械に券を通そうとしたら、下にコインが一枚落ちています。10円玉でした。仙台の八幡神宮で、末社の賽銭箱に10円を入れたのを思い出し、係員に落ちてますよと言って床を指差しました。この微妙な時間差があり、ホームへ登るエスカレーターに乗ったときに、ちょうど左手から歩いてきた佐藤あり紗さんと渡邉選手が見えたのです。

焦って声が出ないのが1秒。名前を呼ぼうとして何と呼べばいいか迷ったのが1秒。慌てて一番短い「クエちゃん」と呼んだのが1秒。渡邉選手から佐藤あり紗さんに伝言されるのに1秒。最後に、佐藤あり紗さんが笑顔で手を振ってくれたのが1秒で、手を振り返して間もなく、エスカレーターの作る三角スペースから2人が消えました。実に貴重な5秒間でした。

もしもジャパンカップを見ていなかったら、もしもタクシーが来なかったら、もしも切符を買ってなかったら、もしも改札口に10円玉が落ちてなかったら、この奇跡的な5秒間は生まれなかったのです。神のなさることは不思議です (;_;)

不思議といえば、大津のホテルにコインランドリーがないと思っていたこと。部屋に入って大津のコインランドリーを検索近くにあるみたい。岡山で検索したときは出なかったのに。それで獣道のような地下道を潜り、県庁のある駅の反対側に。坂を上がったらタクシーが来たので乗り込んで訊ねたけど分からないと言う。

住所を教えてナビで現地に。ちゃんとありました。23時までやっています (;´∀`)

コインランドリーの中に入ると、70才くらいの爺さんが2人お喋りしています。それで、使い方から晩御飯食べられるところを親切に教えてくれました。なかなかフレンドリーです。

駅で蕎麦屋に入り、蕎麦と豚肉の上に生卵をかけて、つけ麺風に食べるという変わったお店。なかなか(゚д゚)ウマーでした。コインランドリーに戻ると、経営者のお婆ちゃんが出てきて、これも又フレンドリーに対応してくれました。タクシーの運転手さんからフレンドリー続きです。

大津と言えば山科の方に天智天皇の墓があるところで、過去に一度訪れたときから、僕は良いイメージを持っていませんでした。僕は反天智の天武系ですし。実際の大津も田舎で夜は暗いし店も少ない。駅前にしか食べるところがない。大企業の東レのイメージとは随分と違います。

でも、このようにフレンドリーに迎えられ、天智天皇と天武天皇の対立も過去のものになった。北イスラエルの天武と南ユダの天智が時を経て融和を迎えるのかもしれません。そう感じてホテルに戻ってきたら、何と4階にコインランドリーがありました。フレンドリーに饗す神の配慮で盲目になっていただけとは (^_^;)

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