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将棋界の不正

ちょっと反響が大きくなっているので、将棋界のソフト不正利用について書きます。

プロ将棋は7冠のタイトルがありますが、その中でも名人と竜王が位としての格が高い。その2大タイトルの1つ、竜王戦の挑戦者が、コンピュータ将棋ソフトを利用して不正していた疑いから、今シーズンの残りの出場停止処分となりました。

先週のNHK将棋で、20年ぶりのタイトルへと紹介された三浦弘行九段がその問題とされる棋士。疑われたのは挑戦者決定戦です。

でも、実は一昨年から竜王戦は疑いの目で見られていたのです。初挑戦で奪取した糸谷哲郎八段(挑戦者で進級して七段、勝って八段なので、実質六段)。それまでタイトル戦と無縁で、いきなり強くなっていきなりのタイトル奪取。その竜王も1期も守れず敗退。

糸谷哲郎八段はイベントの公開将棋でもほとんど勝ったことがなく、ニコ生でタイトル戦を指す時は、将棋盤の前から離れて別室やトイレに行く離席の度に揶揄するコメントが飛び交います。すっかり疑われているのです。

ニコ生の観客はプロや女性プロも多く、明らかにプロの指し手と思われるコメントも書き込まれます。そんな中で、この前の羽生王座に挑戦した糸谷哲郎八段は、将棋ではなく、ソフト不正利用の疑いの目で見られていたのです。そのプレッシャーがあったのか、いいところ無くストレート負け。

この時、王座の羽生は相手の心が折れるほど厳しい将棋で圧倒しました。とても、同じタイトル戦の相手とは思えない実力差。

三浦九段も、今年は調子が悪く、竜王リーグ戦だけ好調だったので、将棋ソフトとの一致率を見る暇人(プロや観戦記者など)に1手1手監視されていたのだと思います。

両者の疑いは晴らすことも証明することも出来ませんが、将棋連盟は重い腰を上げて、対局場へのスマホの持ち込みを禁止する通達を出しました。それでも、旅館で対局するときや、対局者以外も同じトイレを利用するときなど、不正を完全には阻止できないと思います。協力者がいればマジックのようにサインで伝えられるし。

これから不正を出来なくするためには、2日間の対局とか減らして、1日で缶詰状態で対局させるしかなさそうです。

なお、今の将棋ソフトは、どちらが優勢かを数値で出すから面白い。たった1手の間違いで天国から地獄も笑えます。頭の硬い人間と違って、普通は気が付かない手も繰り出す。創意工夫のない、つまらない将棋しか指せないプロ棋士は淘汰されるのだと思います。

ということで、女流棋士がニコ生の叡王戦の聞き手の合間に描いた絵を紹介します。皆さん絶対に自信を持つと思います。まあ、どちらにしても将棋は弱い棋士ですから、やはりといえばやはりです (;´Д`)

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以上、藤田綾女流2段(当時は初段)

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(飼っていたウーパールーパーの)足は何本でしたっけ?

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以上、中村桃子女流初段

【将棋】第1期叡王戦 五段予選 村田・田中・阿部・千田
http://live.nicovideo.jp/watch/lv231364920?ref=my_live
長いけど8時間20分頃からです (;^ω^)

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