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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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小捺の日

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 皇后杯準決勝で、日立リヴァーレはNECにストレート負け。結果だけ見れば残念でしたが、実にクリスマスに相応しい奇跡的な数時間でした。

 僕は今までに何度も不思議な出来事を書いてきましたが、今日の出来事は奇跡という意味では5本の指に入ります。

 まず、僕が手土産に用意したのは、万葉堂さんで買ったイチジクとブドウ(グリーンレーズン)とリンゴの3袋。日立リヴァーレの15番は川村小捺選手で、青森出身からリンゴのリンがコートネーム。最初から今シーズンは出番のない川村小捺にお土産の気持ちがあったのです。


万葉堂さんで買ったイチジクとリンゴ

 そして、試合前練習が始まるとパオリーニがいません。クリスマス休暇なのでしょう。その代わりに登録されていたのが川村小捺という巡り合わせ。ところが、2セット目と3セット目に大差で負けていても監督は起用する動きなし。観客席から15のサインを出しても無駄。結局、何もしないでズルズルと負け戦に終わりました。チームとしての収穫はゼロ。でも、奇跡が起こったのはその後です。

 出待ちをしていて、同行の読者が佐藤あり紗さんからサインを貰っても川村小捺が出てくる気配がありません。それで、僕の持ってきたオフィシャルブックの裏表紙に渡邊久惠選手のサインを貰い、ついでに「小捺さんに」と言って袋を預けました。

 渡邊選手は賢く、「干したリンゴ、干されたリンゴ」と言ったら察して、とてもよい笑顔で受け取ってくれました。実はこれ、神様の描いたストーリー通りだったのです。


渡邉選手のサイン

 聖書学的に、ブドウはユダの木のたとえですが、ユダの意味は「神が委ねた」です。イチジクはエフライムの木のたとえですが、読んで字のごとく「一字九=9」で渡辺選手の背番号と同じ。神様が渡邉選手に委ねたのだから、今回は渡邉選手以外ではダメだったのです。とは言っても、渡邉選手を待っていたわけではなく、佐藤あり紗さんはプレゼント一杯で手がふさがっています。


出待ちの風景

 朝は寒かったのに暑いくらいの陽気。小捺にかけて小夏日和となりました。

 万葉堂さんから干し果物を買うときは、SNSで呼びかけてまとめて買っています。それで、いつものようにリンゴは人気があるので先に買っておきました。ところが、今回に限って誰も手を挙げない。空気を読もうともしない。手をこまねいてズルズルと何も出来ない監督の采配と同じです。そこのイチゴばかり食べているニムも (;^ω^)

 パオリーニが不在。これは大チャンスです。どのように勝つかの試合ではなく、如何に収穫ある負け方をするかという、監督冥利に尽きる試合です。僕なら喜んで、戦力の底上げとなる起用方法を考えます。使いたい選手は山ほどいますから。しかし、監督が起用したのは、パオリーニのポジションと被る東原選手だけというお粗末さ。

 ベテラン選手は試合の流れを読みますから、第2セット途中から緊張感なし。特に、サイドの遠井選手は反応が鈍くて、自分の所にトスが上がってから慌てて打つ姿勢に入る。ベテランには仕方がないし、責めるのも間違い。もともと、若手を入れて実戦経験を積ませたほうが何倍も良いからです。もっとも、見ている方も負けは折り込み済みですけど。

 帰りの相鉄線は5号車が空いていて四人がけを一人で独占。同行した読者にメールをしたら、京浜東北線も5号車で空いていたとか。

 なぜに5号車か?リンゴから、コートネームのリンを除くとゴ=5が残るではありませんか。神様は常に見ていて気にかけていて下さる。それが奇跡のように川村小捺の上に臨んだ。それ以上の祝福があるだろうか?

 ということで、選手とスタッフの皆さんお疲れ様でした。これから良いクリスマスを。


同行の読者にもらった「ふっかちゃん カップ 菊泉」
これは新年に飲まないと (;^ω^)

    エフライム工房 平御幸

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