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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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新作バックロードホーン ガブリエル

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 板厚15ミリのスーパーミカエルの設計図には、本来の10〜12センチユニット用ではない、16センチ用に幅を広くした正面図が載っています。これは、FE163Eなどの、比較的磁気回路の弱いユニットように考えたもので、板取は書いていませんが、音道幅を10センチ用の14.8センチ幅から18センチに広げるだけです。

 ところが、読者から強力ユニットのFE163En-Sが使えないかと問い合わせがありました。使えないことはないのですが、一回り大きなキャビネットでないと低音不足になると思いました。それで急遽の設計変更。音道も奥行きもサイズアップになったので、名前もミカエルとは別のガブリエルにしました。


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設計の肝はホーン開口に組まれた三つ巴

 大天使ガブリエルは受胎告知の天使で有名ですが、元々はヨセフの奥さんであるアセナテの父親、すなわちオン(ヘリオポリス)の祭司ポテペラがモデルなのです。ポテペラは太っていて、その姿から相撲の「がぶり寄り」の語源になったように、エジプトではガブ神と呼ばれました。一般に知られるゲブは誤訳です。

 娘のアセナテがイシスのモデルであり、イシスはガブの娘ですから、ポテペラと娘アセナテに一致します。ヨセフはアメン神なので牛がシンボルですが、ヨセフのエジプト名パネアから「パッ」という音を表すアヒルが、アメン神の隠されたシンボルとなります。だからこそ、アヒルのお父さんのようなガチョウがガブ神の象徴となったのです。

 古代エジブトの神々やその象徴は、鳥をシンボルとしたイスラエル12部族を基本とし、さらに族長の五行によるシンボルが与えられているのです。ヨセフは土徳なので金がシンボルだから、ヨセフが投影されたアメン神が金または黄色なのです。そして、ヨセフを導いて奥義を与えたのが祭司ポテペラ。ガブリエルは「神のことばを伝える天使」という意味だとされていますが、これは祭司の特徴を表したものであり、本来はポテペラのガブルから来ているのです。ちなみに、ガブルとは牛の角突きで下からせり上げる押し方です。相撲の当て字の角力はここからです。

 Wikiなどでは、「ユダヤの伝承『タルムード』では、太祖ヨセフに道を示したのも、モーゼの遺体を運んだのもガブリエルであるとされている」などとありますが、モーセ云々はともかく、ヨセフに関しては義理の父だったのだから当たり前です。タルムードはカッバーラを理解できなくなった時代に作られ、そのためにヨセフとポテペラの関係にも気が付かなかったのです。ポテペラこそ、祭司の中の祭司なのです。

 さて、ガブリエルが作られるからには、神の計画も、ミカエルのフェイズからガブリエルのフェイズに移行することになります。ミカエルは人間で言えばヨセフのクラス。ヨセフを真ん中の柱にすれば、右はイエスの雛形となったエフライムで、左は聖霊=祭司なのでポテペラ。聖霊が出てくる時はある意味、最後の時なのです。相撲で言えば「待ったなし」の状況。

 こうなると、困った時の神頼みは通用しません。家族が病気になった。あるいは事故にあった。あるいは試験がある。そのような時だけ思い出したように神頼みしてもダメです。日々、毎月の行いを神は見ているのです。あなた方は、どんな理由で神に拾われるのか?むしろ、どんな理由で神に捨てられるのかを考えるべきです。その日は突然に来る。

     エフライム工房 平御幸

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