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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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安倍談話の盲点

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 戦後70年の節目に出された安倍談話は概ね好評ですが、マスゴミに気がつかれない二つばかりのトラップが仕掛けられています。

 一つは、「新しい国際秩序への挑戦者となっていった」過去を持ち出すことで、アメリカ主導の新世界秩序に他国が目を向けるように仕組んだ。

 二つ目は、「経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます」という言葉。これもアメリカ主導のTPPに対する皮肉に聞こえます。

 この二つの文言があったので、オバマは激怒して、韓国の捏造独立の日の光復節に「国境を越えた重大な課題の挑戦・解決においても重要な国だ」と日本をけん制するメッセージを送ったのです。

 UAEやアラブ諸国が進める原発政策。石油で発電しろよと揶揄したくなりますが、彼らの目的は電力ではなくて、核兵器に転用できる核燃料にあるのです。核兵器があれば、イスラエルやアメリカの侵攻に備えられる。イラクやエジプトが潰された手口を見たアラブ諸国は、表向きはアメリカの顔色をうかがいながら、いざという時の対米戦争も想定している。

 内部崩壊する中国や韓国はどうでもよい。対米戦略こそが日本の未来を決める。安倍総理が、その手段のために中国を利用しようとすれば、アメリカの仕掛けた罠に落ちる。アメリカは中国と韓国を使って対日政策を有利にしようとする。今の日本は難しい舵取りを迫られている。もう少し時間が欲しいところですね。

    エフライム工房 平御幸

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