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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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ウイルスは敵ではなく同族

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 スペースウォーズ型のB級映画によく出てくる、エイリアンとウイルスの関係。古くは、『アンドロメダ』で宇宙からのウイルスの恐怖が煽られ、最近でもエイリアンをウイルスで退治するストーリーの映画があったはず。でも、どちらも変なのです。

 そもそも、病原体のウイルスが活動できるのは、生きている人間や動物の中だけ。その理由は、人間や動物を構成する物質と、ウイルスを構成する物質が同じだから、いわゆる同族のよしみで共存や寄生ができるのです。

 もしも、宇宙から未知の物質によるウイルスがやってきても、地球の生命体は埃と同じように排除するだけ。外来ウイルスの増殖に必要な蛋白や糖や塩基は、元々の宿主である宇宙生命体の中でしか生産されない。

 例えば、コンピュータのウイルス。コンピュータに侵入して悪さするウイルスは、コンピュータと同じ機械言語(プログラム言語)を持つものに限られる。コンピュータで動くプログラムで書かれていないウイルスは活動できない。Windowsでウイルス活動できてもUNIXでは無力になる。

 同じように、人間や動物の中で増殖するウイルスも、人間や動物と同じDNAやRNAの断片を持っていないと活動できない。増殖の前にマクロファージに食べられてお終い (T人T) ナムナム

 『創世記』にあるように、神が動・植物や海の生き物を創り、それらと同じ材料で人を作った。アダムの材料は土と書かれているけど、実際は、酸素・窒素・水素・炭素と反応した、金属や塩基やアミノ酸や糖分や酵素をまとめて土と呼んでいるだけ。逆に言えば、人間を造る材料の一部がウイルスや細菌と同じ。だから、キャリアと呼ばれる動物や人は、ウイルスに感染しても発症しないで共存できる。

 ウイルスは得体のしれない人類の敵ではなく、生物的に共通したメカニズムによって、人体に取り込まれるパーツ(DNAやRNAの断片)の一つと考える必要があるのではないか。アンプのトランジスタを交換するのと同じ。特性の合わないトランジスタを取り付けると発熱して壊れる。ウイルスは、人体の特性に合わないトランジスタだから、炎症を起こして免疫や呼吸や循環器に異常を引き起こす。

 MERSは特効薬なんて無いし、ワクチンすら作られていない。でも、体力があれば打ち勝つことができる。体力を消耗するインフルエンザに罹らない。罹ったら早めに治す。食中毒に気をつける。睡眠時間をちゃんと取る。栄養やビタミンの摂取を欠かさない。高齢者なら肺炎の予防も効果的という意見もあります。

 僕のように、慢性上気道炎で左の腎臓が頼りなくて、何度も肝機能障害になり、扁桃腺や左鼠径部のリンパ節が常時腫れている体質でも、インフルエンザで自然治癒が出来なかった。MERSに罹ったら、肺炎と腎炎と肝炎の多臓器不全で死ぬ確率が高い。O型でインフルエンザに罹らないからと安心していないで、ちゃんと予防には気をつけましょう (;^ω^)

    エフライム工房 平御幸

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