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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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ミカエルが飛んできた

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 大阪市のボディメーカーコロシアムで行われた、バレーボール女子プレミアリーグ2015年の大阪大会。日立リヴァーレと上尾戦の前に、久光製薬とNEC戦がありました。

 試合前のセレモニーでサイン入りのミニボールが投げ込まれるのですが、久光のブランキツァ・ミハイロビッチ選手が投げたボールは僕の頭の上を通過し、すぐ後ろの席の若い男二人組みが取ろうとします。しかし、弾いたボールが僕の前の席に当たって足元にコロリ。苦もなく拾い上げてゲット ホルホル。




10センチフルレンジを入れている箱の幅が150mmなので、ボールの小ささが分かる

 写真を見てもらえば分かりますが、ミハイロビッチとミカエルは同じなのです。旧約聖書の『ダニエル書』に登場する天使のミカエルは、言語圏によって表記が異なります。英語ではMichaelと書いてマイケルと読み、ドイツ語読みではミハエル。フランスではMichelleと書いてミシェルで、英語読みがミッチェル。イタリア語ではMicheleと書いてミケーレ。スペイン語ではMiguelと書いてミゲルで、スラブ・ロシア語圏ではMihailoと書き、読みはミハイロとなります。もっとも、スラブ語を表記するキリル文字ではМихајлоですが。

 ミハイロビッチのビッチは「息子」という意味で、ミカエルの息子でミハイロビッチです。このように、世界で唯一のミカエルと命名したスピーカーを設計・制作した僕の所に、ミカエルの名前が書かれたボールが飛んできたのです。

 この試合の久光は僕の見ているサイドとは反対側に立ち、本来ならボールが来ることは考えられません。ただ、久光の応援団が後方に陣取っていたので、その応援席に向かって投げようとしたボールが、手元が狂って手前に来たのだと思います。幾つかの偶然が重なった結果ですが、ここまで余り活躍していないミハイロビッチ選手を、長岡に代えて起用した中田久美監督に感謝するべきかもしれません。

 久光はキュウ・ミツで九三=93。中田久美監督の久美も、キュウ・ミとも読めるので同じく九三=93。どちらも、僕の誕生日の3月9日の数字を持っています。しかも、ミハイロビッチ選手の背番号も9なのです。ミ・ハイロビッチ9と分解すると、最初と最後で39。実にサンキューなタイミングでした。

 中田久美監督は腰痛持ちとして有名で、試合中も座ったまま声を掛けています。僕も腰が痛くて、しかも咳が出たので、日立リヴァーレの2セット目は外に出ていました。

 この日は吉兆が多く、前回書いた、読者が前売りチケットを持って来られないで買い直すと日立が勝つというのも、この日の勝利でジンクスになりつつあります。開場前に時間があったので、読者と目の前の漫画喫茶で休んでいたのですが、漫画喫茶を出た瞬間に雲間から太陽が出てきました。雲間からの太陽は吉兆というか、神様の祝福の表現なのです。

 大阪に来る時も、関ヶ原から米原にかけて雪模様でしたが、新幹線の車窓から雪雲の中の神秘的な太陽も拝めました。今回の旅行は良い旅になる徴(しるし)でしたが、ミカエルの名前が書かれたボールは、太陽神からの太陽をかたどった記念品となりました。いつもなら、同行した読者や会場の小さい子にあげるのですが、今回は特別なので持って帰りました。

 日立も上尾を3-1で下して勝ち点3をゲット。旅行の前に、茄子を小さく刻んだ漬物を食べたのが良かったのか、川村小捺(小茄子)が第1セットと第4セットの最後を締めくくる素晴らしいスパイクを決めました。やはりこの子は絵になります。

 佐藤あり紗さんは、おそらく腰痛で出られませんでしたが、歩様が乱れていたので無理しない方が良いと思います。この日は、重い飲料の運搬はダメと言われたのか遠慮していましたが、休むときは休むのもチーム優先の考え方の一つです。早く復帰できますように。なお、投げ込み用の小さいボールを持ってはしゃぎすぎて、ボールを落とすという不手際をした斎田杏選手は少し反省汁。セレモニーのボールを落としてはいけません (^ω^)。


関東でキツネ蕎麦と呼ばれるものは関西ではタヌキソバ
南海そば 南海難波駅ホーム側の立ち食いそば


 (゚д゚)ウマー

    エフライム工房 平御幸

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