18日の修理完了から三日目ですが、順調に動いているので最後の問題点に手を付けました。バイアス電流調整や中点電位を調整するトリマー(半固定抵抗)の交換です。
トリマーは片チャンネルに3つずつ、合計6個あるのですが、うっかり買い忘れて、4個だけ、前の修理屋が交換したものをそのままにしていました。底板のネジが見つからなかった時、これは神様がまだ修理完了を認めていないのだと悟りました。
先週の日曜日に日立リヴァーレとNECの開幕戦を見に行きましたが、読者と待ち合わせの会場前で、声をかけられた時に大事なウォークマン専用ヘッドフォンを落としてしまいました。席に着いてから無くなったのに気が付き、再入場用のスタンプを押してもらって探しに出て、カバーが踏みつけられて壊れた状態で発見。
このヘッドフォンは、人の声や騒音をキャンセルするタイプで高いのです。電気屋では置いてないし、ネット通販でも5000円は超えます。壊れたのと買い直しも二回目です。ヘッドフォンが壊れたら、何か神の声に気が付かない自分だと悟らなくてはなりません。耳の病気の時もそうです。
それで、些細な気になることを自己点検して、トリマー交換を怠っていたことを思い出しました。使えるトリマーは足が長いタイプで、サトー電気でも240円もします。RJC06Pという型番で、微調整の難しい1回転タイプなのに、微調整の楽な多回転タイプのような値段です→リンク先の中頃。14回転くらいの多回転で足が長いタイプがあればベストなのですが。
1回転タイプのトリマーはバックラッシュと呼ばれる回転の戻りが大きく、ピッタリ合わせたつもりでもほんの少し元に戻ってしまいます。従って、調整しようとする位置よりもほんの少しだけ余計に回す必要があるのです。ドライバーで回すときに、回ったと感じたらダメ。腕の筋肉がピクッと動き、指先は動かない感じがベスト。
バックラッシュに似た言葉でバックスラッシュというものがあります。こちらはキーボード英数入力の\(^o^)/の向かって左端の斜めの文字。Google IMEやAA辞書で「おわた」と入力すれば変換候補に出てきます。僕のキーボードではバックスラッシュの位置は\で出てきません。間違ってヤターのつもりで使っている人も多いですが、ヤターはヤタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━━━!!!!です。
今日はトリマーを買ってきて交換したのですが、またしてもお粗末な修理跡を発見。基板上でR773Rと書かれているトリマーの3本足の穴の一つが、基板から完全に剥がれています。画像で二等辺三角形の底辺の上の角の方です。幸いにも、ランド(島)と呼ばれるパターンから断絶した部分だったので、トリマーの足と他のパーツと直接ハンダ付けすれば電気的には問題ありません。強度が下がりますが。
基板のパターンは結構剥がれやすい
このような銅箔面のパターンの剥がれは、パーツの足を折り曲げてハンダ付けする事で起こります。パーツを交換しようとハンダを取り除いても、毛細管現象で隙間に入り込んだハンダは簡単には取れないのです。ハンダゴテの先で押したり、ハンダ吸い取り線に足を引っ掛けて引っ張ったりとか、相当にコツがいります。ちゃんと取り除かないでペンチで引っ張ると剥離間違いなし。
数年後の修理やパーツ交換のことを考えると、足を折り曲げてハンダ付けすることがアンプの寿命を縮める愚行と分かります。もっとも、メーカーでは新製品に買い替えを促す意味で、修理するよりも新品を買ったほうがいいですよというスタンスだったので、修理の手間暇を考慮しない音質優先による足の折り曲げが多かったのです。日立のアンプは特に修理がメンドイ。
なお、読者が故障だと騒いだソニーのアンプは問題茄子。川村小捺(小茄子)ですね。運送屋が逆さまにしたかショックを与えたせいで、トーンアンプ基板に差し込まれる電力供給ケーブルが外れていただけです。ボンネットを外せば小学生にも分かる程度の故障です。いや、故障とは言わないレベルですね。僕が小学生の時はテレビの真空管交換をしていたくらいですから。理科が少しできれば感電しつつ直せるレベルです。もっとも、僕は中学に入ってからの学力テストで、理科だけは二年続けて満点でしたけど。最近のセンター試験も、習っていませんが推理だけで8割は可能ですお。
エフライム工房 平御幸
トリマーは片チャンネルに3つずつ、合計6個あるのですが、うっかり買い忘れて、4個だけ、前の修理屋が交換したものをそのままにしていました。底板のネジが見つからなかった時、これは神様がまだ修理完了を認めていないのだと悟りました。
先週の日曜日に日立リヴァーレとNECの開幕戦を見に行きましたが、読者と待ち合わせの会場前で、声をかけられた時に大事なウォークマン専用ヘッドフォンを落としてしまいました。席に着いてから無くなったのに気が付き、再入場用のスタンプを押してもらって探しに出て、カバーが踏みつけられて壊れた状態で発見。
このヘッドフォンは、人の声や騒音をキャンセルするタイプで高いのです。電気屋では置いてないし、ネット通販でも5000円は超えます。壊れたのと買い直しも二回目です。ヘッドフォンが壊れたら、何か神の声に気が付かない自分だと悟らなくてはなりません。耳の病気の時もそうです。
それで、些細な気になることを自己点検して、トリマー交換を怠っていたことを思い出しました。使えるトリマーは足が長いタイプで、サトー電気でも240円もします。RJC06Pという型番で、微調整の難しい1回転タイプなのに、微調整の楽な多回転タイプのような値段です→リンク先の中頃。14回転くらいの多回転で足が長いタイプがあればベストなのですが。
1回転タイプのトリマーはバックラッシュと呼ばれる回転の戻りが大きく、ピッタリ合わせたつもりでもほんの少し元に戻ってしまいます。従って、調整しようとする位置よりもほんの少しだけ余計に回す必要があるのです。ドライバーで回すときに、回ったと感じたらダメ。腕の筋肉がピクッと動き、指先は動かない感じがベスト。
バックラッシュに似た言葉でバックスラッシュというものがあります。こちらはキーボード英数入力の\(^o^)/の向かって左端の斜めの文字。Google IMEやAA辞書で「おわた」と入力すれば変換候補に出てきます。僕のキーボードではバックスラッシュの位置は\で出てきません。間違ってヤターのつもりで使っている人も多いですが、ヤターはヤタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━━━!!!!です。
今日はトリマーを買ってきて交換したのですが、またしてもお粗末な修理跡を発見。基板上でR773Rと書かれているトリマーの3本足の穴の一つが、基板から完全に剥がれています。画像で二等辺三角形の底辺の上の角の方です。幸いにも、ランド(島)と呼ばれるパターンから断絶した部分だったので、トリマーの足と他のパーツと直接ハンダ付けすれば電気的には問題ありません。強度が下がりますが。
基板のパターンは結構剥がれやすい
このような銅箔面のパターンの剥がれは、パーツの足を折り曲げてハンダ付けする事で起こります。パーツを交換しようとハンダを取り除いても、毛細管現象で隙間に入り込んだハンダは簡単には取れないのです。ハンダゴテの先で押したり、ハンダ吸い取り線に足を引っ掛けて引っ張ったりとか、相当にコツがいります。ちゃんと取り除かないでペンチで引っ張ると剥離間違いなし。
数年後の修理やパーツ交換のことを考えると、足を折り曲げてハンダ付けすることがアンプの寿命を縮める愚行と分かります。もっとも、メーカーでは新製品に買い替えを促す意味で、修理するよりも新品を買ったほうがいいですよというスタンスだったので、修理の手間暇を考慮しない音質優先による足の折り曲げが多かったのです。日立のアンプは特に修理がメンドイ。
なお、読者が故障だと騒いだソニーのアンプは問題茄子。川村小捺(小茄子)ですね。運送屋が逆さまにしたかショックを与えたせいで、トーンアンプ基板に差し込まれる電力供給ケーブルが外れていただけです。ボンネットを外せば小学生にも分かる程度の故障です。いや、故障とは言わないレベルですね。僕が小学生の時はテレビの真空管交換をしていたくらいですから。理科が少しできれば感電しつつ直せるレベルです。もっとも、僕は中学に入ってからの学力テストで、理科だけは二年続けて満点でしたけど。最近のセンター試験も、習っていませんが推理だけで8割は可能ですお。
エフライム工房 平御幸