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コンデンサー切替器 旧型の改造

 アッテネーター付きの新しいコンデンサー切替器を制作したので、旧型は容量を切り替えられるように改造しました。

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 画像の左から大きい順に、フォステクスの1.5μF(マイクロファラッド)、岡谷のVXコンデンサー1.0μF、SOLEN SCR-0.68μF、ソーシンの0.47μF、AMS(アメリカン指月=シヅキ)のX363の0.33μF、の順です。VXコンデンサー以外は現役で入手可能です。

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東芝のSS-L50Sのスーパートゥイーター

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リアパネル
リアパネルのマイナス端子(白ケーブル)がフロントパネルではプラス端子(赤ケーブル)になる逆相接続

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ユニットの端子はは赤く塗られている方がプラス
今回はファストン端子で抜き差しできる

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接続がひと目で分かる(バナナプラグはミカエル裏板のスピーカー端子に色を揃えて差し込む)
フロント端子の白いケーブルの差し替えだけで容量を変えられる

 今回のトゥイーターは、フィリップスの古い16センチユニットを使ったミカエル用で、東芝の3ウェイスピーカーSS-L50Sのスーパートゥイーターを流用しています。ヤマハのJA0506のような圧倒的な切れや高能率はなく、おとなしいフィリップスにも合うのではないかと思います。こればかりは使ってみないと分かりません。

 フィリップスの16センチユニットの能率は91デシベルくらい。東芝のスピーカーSS-L50Sも同じくらいだと思うので、コンデンサーを小さくするとアッテネーターなしでも大丈夫ではないかと思います。画像は0.33μFに接続した状態で、物足らない場合は0.47か0.68に接続すれば事足りると思います。

 フィリップスの16センチミカエルはソフトですが、それは他のミカエルなどに比べた場合であって、市販のスピーカーに比べれば十分にパワフルで切れもあります。今回のスーパートゥイーターも、東芝のシステムとして完結されたものなので、やはりセットのスコーカーと組み合わせるのがベストだと思います→昔の記事。今回は試しですから、そのうちフィリップスユニットのミカエルに合うトゥイーターを探してみたいと思います。

 なお、0.33μFはドイツのムンドルフ製も入手済みなので、FE88ES-RミカエルとJA0506を0.47μFで繋いで、高域が強すぎると感じている読者に試用してもらおうと思っています。これがフィットしたら、0.33をスタンダードにするつもりです。あるいは、もっと小さい0.22がベストかもしれませんが。

参考 海外サイトのSS-L50S
ネットワークは本来、このサイトのようにラムダコンデンサーやハイラムダが使われていたが、オークションで出るものはVコンなど安物になっている。出品者が付け替えたものなのか、後期ロットでそうなったのかは不明だが、ラムダコンデンサー目当てで分解する者も多いと思う。

    エフライム工房 平御幸

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