NHKマイルカップ

　G1としては影の薄いNHKマイルカップ。ダービーのトラアイルとして2000mで行われていたNHK杯の方が面白かったくらいです。ここ10年では、キングカメハメハ、ラインクラフト、ディープスカイ、ダノンシャンティが強かったですが、このうち3頭はクラシック馬で強いのも当たり前。

　世界最強馬のジャスタウェイが負けているように、人間で言えば高校生のこの時期の完成度が鍵のレース。今年は、ここからダービーという馬は見当たらず、昨年同様にマイラーのレベル争いとなります。

　真ん中の枠に集まったディープインパクト産駒の3頭。連勝中のミッキーアイルが逃げ切るかがポイント。その他では何が勝っても白けそうです。一発があるとすれば、昨年の勝ち馬と同じスズカフェニックス産駒のウインフェニックス。女子バレーボールが火の鳥ジャパンですから、火の鳥の勝利となるか。

　ダービーのトラアイルは土曜のプリンシパルステークスと京都新聞杯。プリンシパルステークスは明らかに東京向きのベルキャニオンから。逃げ粘りがあればワードイズボンド。

　京都新聞杯は1戦1勝のステイゴールド産駒ステイインシアトル。前走のデビュー戦は楽な逃げ切りで5馬身差と大物かもの期待。ハーツクライ産駒のストロベリーキングの2頭に絞ります。ここで好タイムで勝てないような馬はダービーでは論外ですね。

　なお、背の高くてホーンの折り返しの少ない特異な形の羊ホルン。階段構造の多いファ・ゴッドの方を作っています。一週間で完成予定ですが、このタイプは初めて作るので、自分でも音が出るまでドキドキです。失敗したら、共鳴音の多いポップス向けになってしまいます。

　　　　エフライム工房　平御幸