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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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リズムとテンポ

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 関東地方の雪は数十年ぶりの猛威だとか。僕が合格した時の芸大の試験の日も雪で、前夜の麻雀で寝坊して、タクシーで向かった記憶があります。それでも30分の遅刻。女神が低気圧ですから、そろそろ来るとは思っていました。巻き込まれた皆さんご愁傷様。

 雪の影響で東京競馬が2日間も中止。このような日はワークに向いているのですが、試みのミカエルを作る方がミスばっかり。フィギュアの団体戦は無視でと注意したのに、間に合わせようとハタガネで締めずに重石だけとか、ユニットに傷付けたりとか、真央ちゃんがSPで散々だったのも頷けます。

 試みのミカエルの担当者は10人で、ショートプログラム3人とフリー7人の構成です。これに補欠が待機して完璧なバックアップ体制と思ったのですが、補欠は逃げるしフリーの担当者は脱落するしで、急遽の補充をする羽目に。まあ、補充した組のほうが頼りがいはあるのですが。

 僕はできるだけ何も言わないようにしているのですが、もともと補欠は、あわよくば団体戦用にと考えていたのです。団体戦前に補欠が完璧に作って、個人戦の担当者の負担を減らす作戦。ところが、補欠は立場も分からずに最後に制作に参加する始末。

 個人戦の担当者も、つまらない手順にこだわってなかなか制作を始めない。始めたと思ったら、最後にはハタガネで締めずに重石だけにして隙間を作ったり、金箔を貼ったユニットに傷を付けたり、そりゃもう悲惨な出来栄え。何故か?

 それは、制作に必要なリズムとテンポを無視しているからです。物作りは料理も含めてリズムとテンポが一番大事。その一番大事なものをないがしろにしているのですから、選手がリズムが悪かったと反省の言葉を口にするのも当然。女は馬鹿だと思っていましたが、ここに来て馬鹿の度合いが増したように感じるくらいです。今まで何を学んできたのか?

 補欠は補欠で全体のことは考えないし、レギュラーはレギュラーで自分のことしか考えない。これでは、まとまった力として作品を作り上げるのは困難。幸い、まだ失敗していないメンバーが多数なので修正の余地はあります。SPとフリーとも完璧は望めなくなりましたが、マイナスを少しでも減らして、見かけ上の完璧さは演出することは可能です。

    エフライム工房 平御幸

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