僕は物凄い集中力を発揮しますが、その反動として、2週間ごとに好調とスランプを繰り返すバイオリズムに陥ります。芸大の試験の時も、二次試験の着彩はスランプの時でした。
今回はリンゴのデッサンと着彩で集中力を使い果たし、日本画の色を塗っている時に変調に気がつきました。このまま描き進めても駄目になるのは分かっているので、鰻丼とビールで (゚д゚)ウマー しながら、頭の疲れが抜けるのをひたすら待ちます。ということで、今回は雑談としてガルパンの感想。
ガルパンは、学校の存亡をかけて、売れ残った戦車で戦車道選手権を戦う女子高生の話ですが、主人公は戦術の天才、操縦士も天才、自動車部の修理も天才的と、見かけのひ弱さとは裏腹な天才集団が活躍します。しかし、この物語の通奏低音は「個性」です。「違ったっていいじゃない」という割り切りと、違うという個性を武器にしてしまうしたたかさ。それを象徴するのが、失敗戦車のポルシェティーガーだったり、時代に取り残された89式戦車なのです。
この通奏低音が分かりやすく描かれているのが第7話です。第7話は、操縦士の麻子のお祖母ちゃんを見舞う所からスタートしますが、帰途に乗り継ぐディーゼルカーやバスにシンクロして、日が傾いて行く田舎の風景が描かれます。僕は、ガルパンの中でこのシーンが最も好きです。
麻子に麦わら帽子を被せて背負う五十鈴華。サスペンダーにカーゴパンツの秋山殿。松島型シャトル船で、暗い海を眺めながら佇む主人公。それを気に留めて話しかける武部沙織。大洗で松島型の船に乗れるのなら飛んで行きたい気分ですが、人を思いやる事から生まれるチームワークが、この第7話で描かれているのですね。それが、第7話で繰り返される「ありがとう」の台詞に結実されています。
生徒会室の「さつまいもの巨大な絵」は、西住流戦車道師範の部屋を占める、墨絵の戦車をなぞったものです。見事に相似形ですが、さつまいもは大洗の特産物&生徒会長の好物というだけでなく、そこには自由気ままな精神の象徴として、アンチ西住流として掛けられている感じがします。というのも、同じ部屋の墨書に「三十六計逃げるに如かず」とあるからです。ちゃんと逃げ道を用意しているところが凄いです。「前進あるのみ」の西住流を皮肉っていますね。
ということで、秋山殿に触発されてサスペンダーを買いました。もともと腸閉塞気味なので、ベルトよりはサスペンダーが健康には良いのです。しなびてきたリンゴを見て描いたせいか、日本画のリンゴは色がイマイチ。途中で放っているのですが、週末には疲れが取れてリフレッシュした状態になるようにしたいです。
エフライム工房 平御幸
今回はリンゴのデッサンと着彩で集中力を使い果たし、日本画の色を塗っている時に変調に気がつきました。このまま描き進めても駄目になるのは分かっているので、鰻丼とビールで (゚д゚)ウマー しながら、頭の疲れが抜けるのをひたすら待ちます。ということで、今回は雑談としてガルパンの感想。
ガルパンは、学校の存亡をかけて、売れ残った戦車で戦車道選手権を戦う女子高生の話ですが、主人公は戦術の天才、操縦士も天才、自動車部の修理も天才的と、見かけのひ弱さとは裏腹な天才集団が活躍します。しかし、この物語の通奏低音は「個性」です。「違ったっていいじゃない」という割り切りと、違うという個性を武器にしてしまうしたたかさ。それを象徴するのが、失敗戦車のポルシェティーガーだったり、時代に取り残された89式戦車なのです。
この通奏低音が分かりやすく描かれているのが第7話です。第7話は、操縦士の麻子のお祖母ちゃんを見舞う所からスタートしますが、帰途に乗り継ぐディーゼルカーやバスにシンクロして、日が傾いて行く田舎の風景が描かれます。僕は、ガルパンの中でこのシーンが最も好きです。
麻子に麦わら帽子を被せて背負う五十鈴華。サスペンダーにカーゴパンツの秋山殿。松島型シャトル船で、暗い海を眺めながら佇む主人公。それを気に留めて話しかける武部沙織。大洗で松島型の船に乗れるのなら飛んで行きたい気分ですが、人を思いやる事から生まれるチームワークが、この第7話で描かれているのですね。それが、第7話で繰り返される「ありがとう」の台詞に結実されています。
生徒会室の「さつまいもの巨大な絵」は、西住流戦車道師範の部屋を占める、墨絵の戦車をなぞったものです。見事に相似形ですが、さつまいもは大洗の特産物&生徒会長の好物というだけでなく、そこには自由気ままな精神の象徴として、アンチ西住流として掛けられている感じがします。というのも、同じ部屋の墨書に「三十六計逃げるに如かず」とあるからです。ちゃんと逃げ道を用意しているところが凄いです。「前進あるのみ」の西住流を皮肉っていますね。
ということで、秋山殿に触発されてサスペンダーを買いました。もともと腸閉塞気味なので、ベルトよりはサスペンダーが健康には良いのです。しなびてきたリンゴを見て描いたせいか、日本画のリンゴは色がイマイチ。途中で放っているのですが、週末には疲れが取れてリフレッシュした状態になるようにしたいです。
エフライム工房 平御幸