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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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Lo-D HMA9500?の修理 2台目

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 連日の修理ですが、今回は日立の誇るパワーアンプHMA9500?です。片方の音が出ないジャンクなのですが、電源コードを切って改造していることもあり、安く手に入りました。画像を見れば一目瞭然ですが、防振テープを貼ったり、コンデンサーの頭に銅板を貼ったり、いわゆるマニアと呼ばれる層の改造です。



 僕は、このような神経質な改造には否定的で、本当に改造するならトランジスタの誤差をゼロに近付けるなどの、本質的な改良をすべきだと思っています。とりあえず、劣化しやすいヒューズ抵抗の抵抗値を測り、大きくずれているものは交換。その他、コンデンサーの頭が被覆から出ているものも交換しました。

 この状態で電源を入れたらリレーが動作してオン。しかし、音が突然出たかと思えば、逆に音が出なくなったり不安定です。これは、リレーの汚れだと判断できるので取り外したらビンゴ。接点が汚れているどころではなく、錆びかけています。



 このリレーはとっくに生産中止で、48Vと高電圧で動作させるタイプなので互換品も市場では皆無。オムロンのMY4-02 DC48は特注品で、注文してからひと月ほど待たねばなりません。しかも高価。仕方なく注文して、それからあれこれ調べていたら、松下(パナソニック)のHC4-HP-DC48Vも使えると分かったのですが、海外に在庫が6個だけ。

 途方に暮れたのですが、偶然にパナソニックの通販サイトを見つけ、少量でも注文できるので登録して、多めに発注しました。何だ、メーカーサイドの直販があるじゃないか orz。

 とりあえず、音の出なかったLチャンネルのリレーは紙やすりで磨いて取り付け。今度は磨いてない右が少し出にくいですが、ちゃんとステレオで聴くことができます。やはりいいですね。ここのところ、ミニアンプや昔のローコスト品ばかり修理していたので、耳がそれに慣れていました。ジャンクフードからレストランの一押しに変化した感じです。

 HMA9500?は、最も音の良いと言われる初代MOS-FETを採用しています。静電気で壊れやすいので改良されたのですが、二代目からは少し甘くなったようです。もっとも、東芝のクリスタルグラスの音がすると言われた石との比較では、甲乙付け難いかもしれません。透明で高域が素直に伸びていて、キレと艶があって声が自然。やはりトランジスタとは違います。

 少しの手間で修理完了と喜んでいたのですが、先のクリスタルグラスの音の石を採用した日立のHA-007を持っている読者から壊れたとメール orz。コンデンサー交換しなかったので、それが原因かも。女神の祟りかも。

 ということで、明日の皐月賞は4枠7番のロゴタイプにはドツボ的なフラグ。ロゴタイプの父ローエングリンが白鳥の騎士ですから、白鳥でコケた真央ちゃんと同じになるような気が…。3倍を切らない一番人気も危ない人気馬とされますから、エピファネイアかコディーノか、明日の一番人気が気になります。馬券的には、インパラトールとカミノタサハラがリターンが多いので狙い目ですね。

    エフライム工房 平御幸

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