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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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土着牝系の強み (@@;)

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今年の日曜は雨が多く、競馬も重馬場が得意な馬が勝っています。ここで注目されるのが、日本に根付いている土着の牝系 (・。・;

3月21日の重馬場で行われた阪神大賞典を勝ったディープボンドと、今日の重馬場の大阪杯を勝ったレイパパレは日本土着の牝系から出ています。昔から、土着の牝系はタフで重馬場に強いと言われてきました。なぜか?

それは、日本の競馬は欧州、中でも英国競馬に範をとり、基礎牝馬や種馬も英国やアイルランドから導入してきたからです。欧州の競馬は馬場が悪化すると日本馬ではなかなか通用しない。凱旋門賞を見て分かるように、直線で足が上がってしまう。例外はオルフェーヴルやナカヤマフェスタですが、どちらも父ステイゴールドだから重に強い。逆に、ディープインパクトの子供は、今日のレイパパレが初めて重のG1を勝ったように重が苦手。コントレイルもグランアレグリアも本質的には重馬場向きではないのです (;´Д`)

レイパパレが重をこなしたのは、母父クロフネではなく、ボトムラインを構成する8代目のスターリングモアやフリツパンシーという基礎牝馬が英国産だからと考えて良い。重の鬼といわれたメジロマックイーン(オルフェーヴルの母父)もボトムラインは英国産のアストニシメントです。

大阪杯2着のモズベッロはアメリカ牝系ですが、遡ればイギリスの牝系に繋がります。奇しくも、ディープボンドと同じ村田牧場の生産で、重馬場に強い馬を作るノウハウがあるのでしょう。大牧場で大事に育てられたおぼっちゃま君だと泥んこ遊びはしないのでは (・Θ・;)

重馬場は土着牝系の馬を狙え。付け加えるなら、ニジンスキー系のマルゼンスキーが入っていると良いのかも。レイパパレもディープボンドもマルゼンスキーが入ってます。

レイパパレがこの先もG1戦線で安定して強いかは分かりませんが、小柄で欧州牝馬のような体型なので、日本の高速馬場よりも欧州向きではないかと思います。コントレイルやグランアレグリアとはタイプが違います。

負けたコントレイルは、馬体重アップがどうでしょうか?父ディープインパクトのように伸び伸びしたフットワークではなく、良馬場でスピードを活かす馬だと思います。ディープインパクトの後継種牡馬としては物足らない。やはり、グレートマジシャンのように母が欧州牝系の名馬を待望します (_ _;)

5日 追加
肝心なことを書き忘れていたので追加 (・。・;

レイパパレの母系には、7代目にコロナの名前があるのです。パワフルレディの3代母がコロナで(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!

血統表

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