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八面六臂(はちめんろっぴ)

 風邪が治らなくて、少し絵を描いただけでガックリと立ち上がれない状態。これはいかんと、眉間の周囲や小指の先端や、踵の土踏まず側のツボに、マチ針を砥いだ針を打ち込んで鍼治療。ツボは、コリコリして痛い部分や、押したあとで凹んだままになっている不健康な部分が目安です。

 でも、今回は危険とされる体の正中線にある、人中(じんちゅう)への針でも改善されず、仕方なく昨日はセルフエクソシスト。

 セルフエクソシストとは、悪魔祓いの「父と子と聖霊の名においてサタンよ去れ」のサタンの部分をいろいろとアレンジして自らに唱える行為です。悪霊共、病魔、悪気、亡者、などなど、体の悪いところを抑えながら唱えると効果的。悪気は、体から振り絞るようなアクビやガスとなって排出されます。

 これは効果があったのですが、やりすぎて勝利の女神まで退散。午前2時に起きて絵を描いたら、中日−スワローズ戦で2回表に先取点。具合が悪くなって朝の8時にセルフエクソシストしたら、8回裏に逆転満塁弾で負け。一昨日も午前4時に絵を描いたら4回に虎の子の1点で勝ち。血を吐いて亡くなった同級生が勝利の女神に憑依している気がしたので、これを追い払ったのがまずかったか?

 昨日は、いつもイチジクを買う出店でエキナシアとローズヒップを買って、今日はエキナシアでお茶代わり。黒っぽい痰がたくさん出て、随分と改善しました。それで久しぶりの更新。

 フランスのテレビ番組で、日本サッカーの守護神と呼ばれる川島選手を、福島原発事故を連想させる、腕が四本ある合成写真で揶揄したとか→動画。ネットでは怒る人が多いようですが、これで怒っているようではゴジラは観れません。ゴジラは、アメリカによるビキニ核実験(1954年3月)によって被害を受けた、第五福竜丸事件が契機となって産み出されたものです。

 ゴジラの初代は恐怖の象徴でしたが、代を重ねる内にアイドル化し、今では親しみを込めて呼ぶ人が多いのです。オーディオ全盛期のアメリカでは、アンプとゴジラを合成させたアンプジラという高級アンプが作られた程です。

 フランスはジャポニズム発祥の地ですから、インテリなら八面六臂の仏像を知っていると思います。今回の番組製作者に八面六臂の正確な情報があったとは思いませんが、少なくとも、日本や東洋には腕がたくさんある神像があるという程度には知識があったと思います。ゴールを守る守護神の表現としては間違ってはいません。ただ、悔しさからフクシマを出したのは少し余計でしたが。

 このようなジョークには、日本もジョークで切り返す余裕が必要だと思います。僕だったら、川島は本当は千本の腕であると、千手観音像にアレンジして対抗します。千手観音像の川島なら、フランスもマイッタと言う他はないのです。何事も喧嘩腰では長く続きません。戦争の最中でもジョークを言える余裕。また、そのジョークを笑える余裕も必要です。

 なお、フランスのサッカーは黒人が多くなってバランスを崩し、随分と弱くなっていると思います。実質的にフランス領スーダンとの対戦だったと言えば、フランスも激怒するかもしれません。ジョセフィーヌに風呂に入らないで待っていろと手紙を出したナポレオン。フランス人は鼻が発達した嗅覚民族だから、どこまでジョークかは分かりませんね。

    エフライム工房 平御幸

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