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Channel: 平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図
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リレー基板の注意事項

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基板にミスが見つかった (ToT)

まず、穴あけの追加。リレー駆動ICのμPC1237Hの3番ピンと0.022μFのフィルムコンデンサーがつながらないといけない。このコンデンサーを省略している市販アンプがあるので、3番ピンからパターンを引っ張ってくるのを忘れてしまった (=o=;)


パーツ面
μPC1237Hの印字面が右で1番ピンは下になる




パターン面

新しく開けた穴にフィルムコンデンサーの足を1度くぐらせて3番ピンにハンダ付けする。

それから、以前の画像では100kΩの半固定抵抗(トリマー)を穴を間違って取り付けていたので修正。いずれにしても、狭いので小さなトリマーの方が良い。今回使ったのは1回転なのに高いから、取り付けられるのなら安いので。なお、説明書では33kΩ抵抗で代用できるようなので、取り付け前に33kΩにしておく。

このリレー基板は、NECのμPC1237というICを使うもので、このICも生産中止品の宿命として海外製のセカンドソースが流通しています。本来はスピーカーを過大入力から守る過負荷検出も使えるのですが、過負荷検出にはメイン基板にトランジスタの追加が必要で、今回は省略してあります。

過負荷検出回路はシンプルなのですが、自作アンプでの製作例も少なく、今回の基板作りではスキルが足りなかった。メイン基板に空白が多いのは、この過負荷検出回路を載せるスペースです (^_^;)

リレー基板は別電源が必要で、秋月や海外から安いキットが購入できます。秋月のは、設計ミスで足の太いブリッジダイオードが使えない。また、電源が12VならリレーもDC12V用で良いのですが、トランス2次巻線がAC24Vなので、DC24V用のほうが作りやすい。これについては実装の時に書きたいと思います。

この基板のソケットで使えるリレーは、OMRONのMY4かMY2のシリーズです→オムロン。4はピンの数が2倍。ピンの形状もいろいろで、プリント基板用は02タイプとなっています。でも、これが手に入りにくい。一番手に入りやすくて何十年後にも生き残っているのはプラグインタイプのはず。それで、ソケットを使って、どちらのタイプも使えるようにしたのです。もっとも、リレーは接点が汚れたら交換が必要で、それで交換式にしたという側面もあります。ソケットから外すときは、マイナスドライバーの薄いのを差し込んで、少しずつ捻れば大丈夫。




オムロンの他に松下や富士電機やタカミザワに互換製品があり安い

それから、リレーの出力形式には2Cタイプを使います。リレーは電磁石で接点を切り替えるもので、電磁石がオンになる前に出力1に接していて、オンで出力2に切り替わるのが2Cタイプ。

2Cを使えば、リレーがオフの時はヘッドフォン出力、リレーがオンの時はスピーカー出力と切り替えることが出来ます。切り替えは電磁石の電力をスイッチで切ることで行います。市販のアンプは2Cタイプを使っていても片方の接点は遊んだままです。


大きなスピーカーでステレオの両チャンネルの音出しテスト

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